【言葉の発達①】何カ月・何歳でどれくらい話せるの?目安を教えます!



子育てしていると発達について悩む事ありませんか?
特に1歳~3歳までの言葉の発達は
多くのお母さんが頭を悩ませる問題です。
実際に
私が保健師として
1歳半健診や3歳児健診をしている時も
「私の子、言葉が遅いんです。」
と悩まれるお母さんを沢山見てきました。
また逆に、お母さんは気づいていなくても
「少し言葉の出方が遅いかなぁ」
と保健師目線で感じるお子さんも多くいました。
そこで、今回は言葉の発達シリーズとして
2つ~3つの記事に分け言葉の発達についてお話します。
第1弾の今回は
「どの月齢・年齢でどこまで話せるか」
についてです(*^^*)
第1弾から記事を読めば
- 3歳までの言葉の発達の流れが分かる。
- 子どもへの声かけの仕方が理解できる。
- スムーズに言葉の発達がすすむ。
しかし、読まなかった場合
- 言葉の発達の仕組みをしらず発達が遅れる。
- 3歳なのに意味ある言葉が話せない。
なんてことも。

月齢・年齢の言葉の発達
3カ月~クーイングが始まる
子どもの言葉の発達は0歳児から少しずつ始まります。
一番最初に出るのが
「クーイング」
という初めての言葉です。
今までは泣くまたは寝るだけだったのが、
3カ月になると「うー」とか「あー」とか
声を出すようになります。
これが「クーイング」です(*^^*)
この頃には音への反応も敏感になり
テレビやその他の物音
ママ・パパの声にも反応を示すようになります。

5カ月~喃語(なんご)が始まる
3カ月までは「うー」とか「あー」とか
単体の言葉のみを発していたのが
少しずつ数が増え「うーあー」と
2つの文字を続けて言えるようになります。
これを喃語(なんご)と言います。
なぜ2つの文字が言えるのか。
それは、5カ月~舌の動きも発達してくるからです。


1歳~1歳半で単語が言える
1歳~1歳半になると、
がメキメキ上達していきます。
そこで話せるようになるのが単語です。

始めは周りの人の言葉を聞いて
意味も分からず言っていますが
1歳半頃になると、
「ママ=お母さん」
「パパ=お父さん」
「ワンワン=犬」
単語と人・動物・物を
頭の中で繋げられるようになります。
つまり、意味のなかった単語から
意味のある単語へと進化をとげます。
なので「ワンワンどれだ?」と絵を見せた時
「これ!」と犬の絵をしっかり指させるのも
この時期からです。
発達の目安として
1歳半頃に意味ある単語が
5つ出ていると嬉しいのですが
発達には個人差があります。
そのため、
とりあえず1歳半で意味のある単語が
出てればOKです(*^^*)

2歳~は2語文が話せるようになる
今までパパ・ママ・ワンワンなど
人や物の名前(名詞)だけだったのが
他の単語も組み合わせて文章を作れるようになります。
名詞に加えて「動詞」や「形容詞」もくっつき
2語ではありますが、しっかりと意味の伝わる会話が
出来るようになってきます。
ちなみに・・・
動詞・形容詞とは?
- 動詞→動作を表す言葉(行く・来る・歩くなど)
- 形容詞→見た目やどんな様子かを表す言葉(可愛い・美しい・細い・太いなど)


3歳~大人と同じような会話力へ
3歳以降になると文章の組み合わせも
複数出てきて私たちと会話が出来るように
なってきます。
そして、3歳以降で特徴的なのが
「自分の名前・年齢」が言えるようになる事。
今までは周りにあるものや
人が教えてくれた事をマネして言ったり
表現してきましたが
3歳になると「自分がだれか」「何歳か」まで
理解できるようになります(*^^*)
「お名前なぁに?」「何歳?」って聞いてみてもいいですね♪

そして更に3歳以降になると、
幼稚園など社会に入るため
友達や先生とのコミュニケーションの中で
言葉の発達がもっと進んでいきます(*^^*)

0歳~3歳までの発達のまとめ
今まで話をした言葉の発達を表でまとめてみました。
年齢 | 言葉の発達 |
3カ月~ |
クーイング 「うー」「あー」 |
5カ月~ |
喃語 「うあー」など2つの文字を繋げられる |
1歳~1歳半 |
意味のある単語 「パパ・ママ・ワンワン」 |
2歳~ |
2語文 「ママ カワイイ」 |
3歳~ |
大人と同じ会話 自分の名前・年齢が言える |
何度も言いますが発達には個人差があります。
なので、1つの目安として考えて下さいね(*^^*)
次回は言葉の発達第2弾!
3カ月~の言葉の発達については
なんとなく理解はできたでしょうか?
次回はこの言葉の発達の流れをもとに
どうやって関わっていくべきか
をお話していこうと思います。
今テレビやインターネットで色々な教育法がある中
迷われているママ・パパも多くいると思うので
ぜひ読んでくださいね(*^^*)