赤ちゃんが泣き止まない時はどうしたらいいの⁈困った時の対応法!

今回は「赤ちゃんが泣いた時の対応法」を元NICU看護師りすが伝授します。初めて子育てをするママ・パパ、NICU新人看護師さんなど、赤ちゃんに関わる方は必見です。

記事を読むメリット
- 赤ちゃんの泣く原因を知る事が出来る
- 原因に合わせた対応法を知る事が出来る
赤ちゃんが泣く原因
赤ちゃんが泣く原因は主に4つあります。
赤ちゃんを落ち着かせるためには「なんで泣いているのか」原因をはっきりさせ、対応する事が重要となります。

上手な対応法&あやし方
では、さっそく先ほど挙げた4つの原因に合わせ上手な対応法&あやし方を説明します。
1.空腹時の対応
泣いている原因が「空腹」の場合、このような流れで対応していきましょう。
- まず、おむつが濡れていないか確認→濡れてれば交換する。
- 抱っこして少し落ち着かせる。
- 落ち着いたら、母乳・ミルクをお腹いっぱい飲ませてあげる。
- 飲み終えたらゲップをさせてあげる→ゲップが出なければ10分程立て抱きするとよい。
これでOK。ミルク後は少しの間抱っこをしてあげると嘔吐予防にも繋がりより良いです。
赤ちゃんのおっぱいの回数には個人差がありますが出生後1日に8~12回とかなりの回数が必要です。特に母乳栄養で育てている場合、人工乳よりも消化が良いので、3時間あけずに空腹のサインを出したり、泣きだす子もいます。お腹が空いていそうな様子があれば、その都度対応してあげましょう。

その場合は、このように対応しましょう。
おっぱいやミルクは赤ちゃんが飲みたいだけ飲ましてあげる事が大事。もし、ミルク後もまだ空腹のサインがあるようなら量を追加していきます。

2.甘え・寝ぐずりの対応
甘え・寝ぐずりの時の対応法は「抱っこ」ですが、ただ抱き上げるのではなく、落ち着く環境を整えてあげる事が重要です。


赤ちゃんの呼吸が深く穏やかになって、目がまどろめば大成功。初めのうちは、赤ちゃんが心地よいスピード・リズムが分からないと思いますが、回数を重ねるうちにコツをつかんでいきます。

あやしても泣き止まない場合はおくるみをきつめに身体に巻いてみてください。身体がコンパクトに収まるとそれだけで安心して落ち着く子もいます。
3.不快に感じている時の対応
おむつが汚れている
おむつが汚れているかどうかは、以下のサインを目安に判断をしてみましょう。
使用しているおむつによっては、おしっこをすると線が出る商品もあります。もし一目で判断したい時は、使いやすさでおむつを選ぶのも1つの手となります。
おむつが汚れているようであれば、おしりを綺麗に拭き、新しいおむつに変えてあげればOK。おしりを拭くときは、市販のお尻拭きではなく、できれば微温湯で濡らしたガーゼなどを使うとお尻に優しくて肌荒れを防ぐ事ができます。
環境温の対応
赤ちゃんが汗をかいていたり、手足が冷たかったりする時は「暑い・寒い」で泣いている可能性があります。その時は、お洋服や掛物で赤ちゃんの体温調節をしてあげましょう。
空調の温度はママ・パパが「ちょうどいい」と感じる温度。ママ・パパが「暑い・寒い」と感じる場合は、赤ちゃんも同じように感じているはずなので、空調の温度調節をしましょう。
体調不良を疑う時の対応
今まで上げてきた要因に当てはまらなかったり、いつもと様子が違う場合は体調不良も疑います。「いつもと様子が違う」の具体的な例がこちらです。
- いつもより泣き方が弱々しい
- ミルクの飲みが悪い
- ミルクを多量に吐く(噴水様)
- ずっと不機嫌
- 風邪症状(鼻水・咳が長い間おさまらない)
- 顔色が悪い など
鼻水や咳など軽い風邪症状で、ミルクの飲みが問題なければ様子見て大丈夫。しかし「噴水のようにミルクを吐き続けたり、さっきまで泣いていたけど活気がない」など明らかにいつもと違う様子であれば、医療機関へ相談する事をおすすめします。

さいごに
赤ちゃんはその日の気分・コンディションによって、泣くタイミングも様々なので、休む暇なく対応が必要な事もあります。初めての育児は皆手探りで行っていくので、もし上手くいかなくてもママ・パパのせいではありません。
もし1人で大変な時は、周りを頼る事が大事。育児は長い戦いなので、協力・分担して行っていきましょう。