赤ちゃんが泣く原因って一体何⁈赤ちゃんのサインを見極める方法!

初めての育児、赤ちゃんとの関わり方で悩む事って多いですよね。特にママ・パパが悩むのが、
- 赤ちゃんがなんで泣いているか分からない
- あやしても泣き止まない
など赤ちゃんが泣いた時の対応です。
そこで今回は元NICU看護師りすが「赤ちゃんが泣く原因」と「原因の突き止め方」をテーマに詳しく説明していきます!

記事を読むメリット
- 赤ちゃんが泣く原因を知る事ができる
- 赤ちゃんのサインを知る事が出来る
- 原因を突き止めるコツを学ぶ事が出来る
赤ちゃんはなんで泣くの?
赤ちゃんは一見あまり感情がないように見えますが、実は大人と同じように日々喜び・怒り・悲しみを感じています。しかし、その感情を言葉として表現が出来ないので、唯一出来る「泣く」を駆使するわけです。
「赤ちゃんが泣いている=○○をして欲しいよー!」
このように赤ちゃんは大声で自分の要求・考えを伝えようとしています。これに対し、ママ・パパがやるべき事は、赤ちゃんの考えを読み取って、要求に合った対応をしていく事。
もし赤ちゃんの求めてる事と異なる対応をすれば、赤ちゃんは泣き止みません。そのため、対応する時は「泣く原因」を的確に捉える事が重要です。
4つの原因
赤ちゃんが泣く理由として4つの原因が考えられます。
1.空腹
生まれたての赤ちゃんは胃の容量が少ない分、1回に飲むミルクの量が限られてきます。そのため、1日に必要なエネルギーを摂取するためには、ミルクの回数を重ねカロリーを補う必要があります。

2.甘えたい・寂しい
赤ちゃんは甘えん坊なので、時に「ママ・パパに甘えたい」と大声で泣く事があります。小さいながらも、人の気配が分かるので「自分は今1人」と分かると泣きだす事もあります。

3.眠い(寝ぐずり)
眠たい時に泣く事を寝ぐずりとも言います。寝ぐずりが見られる時はそばに寄り添って、ゆっくりと眠れるようにサポートしていきます。
4.不快に感じている
おむつが汚れている、暑い・寒い、調子が悪い。この時も赤ちゃんは泣いて私たちを呼んでくれます。特に判断が難しいのが体調不良。1人では判断が難しい事もあるので、困った時の対応法についても後ほどお話していきますね。
「なんで泣いているか」見極めるコツ!
赤ちゃんが泣いている原因が「どれに当てはまるか」を知りたい時は、消去法で考えていくと一瞬で見極める事ができます。
今回は「空腹→体調不良」の順で考えていますが、その時々で「考え方の順番」は変更してもかまいません。あくまでも1例ですので、原因を考える時の参考にしてもらえればありがたいです。
では図の順番に沿って「判断方法」の詳細を説明していきます。
空腹の判断方法
空腹かどうかを判断するには、以下を目安にしましょう。
- 最後のミルクから3時間経過している
- 空腹のサインが見られる

上記のサインが見らればお腹が空いている証拠。抱っこをすれば一時的に落ち着く事もありますが、お腹を満たしてあげないと、すぐに泣き始めてしまうので注意しましょう。
甘えたい・寂しい判断方法
「甘えたい・寂しい」を見極める方法はこちらです。
- まだミルクの時間じゃない
- おむつは汚れていない
- 人の気配だけで静かになる
- 抱っこをすると落ち着く
抱っこをして落ち着つくという事は「ママ・パパのそばにいたい」という要求の現れです。赤ちゃんが落ち着くまで、優しく抱っこしたり、横で声をかけてあげましょう。
寝ぐずりの判断方法
寝ぐずりの判断方法はこちらです。
- ミルク直後で満腹状態
- おむつは汚れていない
- 抱っこをすると目がまどろむ
「甘えたい・寂しい」と同様に抱っこをして、落ち着く環境を作ってあげると効果的です。

不快の判断方法
1.おむつ汚れ
おむつが汚れているかどうかは、おむつを開けずに以下のサインで判断する事ができます。
使用しているおむつによっては、おしっこをすると線が出る商品もあります。もし一目で判断したい時は、使いやすさでおむつを選ぶのも1つの方法です。
2.環境温
赤ちゃんが汗をかいていたり、手足が冷たかったりする時は「暑い・寒い」で泣いている可能性があります。
赤ちゃんは体温調節機能が未熟なので、自分だけでは体温が上手くコントロールできません。そのため、着脱しやすい洋服を着せ、いつでも暑さ・寒さを調節できるようにする事をおすすめします。

基本的にお母さん・お父さんが「快適」と感じる温度で大丈夫です。あとは、クーラーや暖房の風が直接当たらないように気を付けてあげるといいですね。
3.体調不良
今まで上げてきた要因に当てはまらなかったり、いつもと様子が違う場合は体調不良も疑います。「いつもと様子が違う」の具体的な例がこちらです。
- いつもより泣き方が弱々しい
- ミルクの飲みが悪い
- ミルクを多量に吐く(噴水様)
- ずっと不機嫌
- 風邪症状(鼻水・咳が長い間おさまらない)
- 顔色が悪い など
前述したように、赤ちゃんは体温調節機能が未熟なので、熱だけでは体調不良の判断は困難です。また、生後3カ月くらいまでは「夜泣き」もあり、抱っこをしても泣き止まない事があります。


赤ちゃん対応について困った時は、下記の施設やサービスに相談する方法もあります。
育児に対する不安などがある場合は、各市区町村の保健センターに電話をすると適宜対応してくれます。
またこども医療電話相談は、休日・夜間に発熱・嘔吐・けいれんなど対応に困る症状があった時、小児科医師・看護師に電話で相談できるサービスです。病院にかかった方がいいのか、様子を見るべきか迷った時は「♯8000」に電話をすれば判断の手助けをしてもらえます。


※保健センターは、今回は東京の情報を載せています。その他の地域の方は在住地区にお問い合わせください。
さいごに
初めての育児は分からない事ばかりだと思いますが、対応を重ねるうちに少しずつ赤ちゃんの気持ちが分かるようになってきます。無理はせず、ママ・パパのペースで行っていきましょう。